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「野心」「野望」「切望」「大望」「大志」……を英語にすると?

「野心」を表す英語

 

「現状よりもさらに高い権力・名誉・財力などを得ようとする心」「ひそかに抱いている分をこえた望み」を「野心」といいます。

 

では「野心」は、英語ではどういうのでしょうか。

 

「野心」に似た言葉には、例えば、「野望」「切望」「大望」「大志」などいろいろありますが、これらを英語にする場合によく使われるのが「ambition」と「aspiration」です。

今回は、この2つについて、意味や使い方を解説していきたいと思います。また、加えて、より一般的な「願望」や「希望」を表す言葉についても説明します。

例文を多めに挙げますので、ニュアンスの違いなどを感じ取ってくださいね。

ambition

「ambition」には「野心」「成功願望」などの意味があります。「大きな成功や強い権力などを得たい」という気持ちが含まれています。

「ambition to 動詞の原形」や「ambition for 名詞」で、「〜したいという野心」「〜に対する願望」といった意味になります。

 

George’s ambition is to be a billionaire.

(ジョージの野心は億万長者になることだ。)

 

He is a person of ambition.

(彼は野心家だ。)

 

She realized her ambition to become CEO.

(彼女はCEOになるという野心を現実のものにした。)

 

「ambition」には「大志」という訳もあります。

米国の教育者ウィリアム・スミス・クラーク博士(William Smith Clark、1826 – 1886)が残した言葉が「Boys, be ambitious.」。この中の「ambitious」は「ambition」の形容詞形。これが「少年よ、大志を抱け」と訳されているのはあまりにも有名な話ですね。

 

She has an ambition to be a diplomat.

(彼女は外交官になるという大志を抱いています)

 

「ambition」は「大望」(たいぼう・たいもう)とも訳されます。

 

She had an ambition to become the Prime Minister of Japan.

(彼女は日本の総理大臣になるという大望を抱いていた。)

 

また「野望」という意味でも使われます。

 

Oda Nobunaga had an ambition to conquer the whole country.

(織田信長には天下を取るという野望があった。)

 

「ambition」に限りませんが、ある英語をどのような日本語に訳すのが適切かは、全体の文脈や内容から判断することになります。

aspiration

「aspiration」は「熱望」「野心」「切望」「大志」「憧れ」などの意味です。強い願望を表しています。

「aspiration(s) to 動詞の原形」「aspration(s) of 動詞のing形」で「〜したいという熱望」、前置詞の「to」や「for」を後ろに伴って「〜に対する熱望」などとなります。

 

She has political aspirations.

(彼女には政治的野心があります。)

 

I have aspirations to study abroad.

(私は海外留学を切望しています。)

 

His aspiration is to become a professional golfer.

(彼の望みはプロのゴルファーになることです。)

 

She achieved her aspiration to become a movie star.

(彼女は映画スターになるという志を遂げました。)

 

He has no aspiration.

(彼には野心がない。)

 

She is a person without aspiration.

(彼女は野心がない人です。)

その他の「望み」や「志」を表す表現

「野心」「野望」「大志」など、かなり「強い望み」を表す代表的な言葉が、ここまで説明した「ambition」と「aspiration」です。

次に、もう少し幅広い意味での「願望」「望み」「志」などを表すことができる英語表現をいくつかご紹介したいと思います。

will

名詞として使われる「will」には、「意志」「意思」「意欲」「決意」「望み」といった意味があります。

 

He is a man of strong will.

(彼は意志が強い人だ。)

 

She has an iron will.

(鉄のように固い意志を彼女は持っている。)

 

「Where there’s a will, there’s a way.」という英語のことわざがあります。「意志のあるところに道は開ける」などと訳されます。この中の「will」も「意志」などの意味です。

日本のことわざにも同じようなものがあります。「精神一到何事か成らざらん」です。こちらも同様な意味を表し、「精神を集中して事に当たればどんな難事でもできないことはない」というように解釈されます。

wish

名詞として使われる「wish」には「願い」「望み」「願望」といった意味があります。

 

My only wish is to become famous as an illustrator.

(私の唯一の願いは、イラストレーターとして有名になることです。)

 

I carried out my mother’s wishes.

(私は母の望みをかなえた。)

resolution

「resolution」には「決議」「解決策」などに加え、「決意」「決心」「決断」「誓い」などといった意味もあります。

 

I made a resolution to be a statesman.

私は政治家になろうと誓いを立てた。

 

What’s your New Year’s resolution?

新年の決意(抱負)は何ですか?

 

これは新年によく使われるフレーズです。覚えておくと便利ですよ。

aim

名詞として使われる「aim」には「目的」「意図」「目標」といった意味があります。

 

I fulfilled my aim to pass the exam.

(私は試験に合格するという目的を遂げた。)

 

He attained his aim.

(彼は目標を達成した。)

まとめ

いかがでしたか。

今回は「野心」など「強い願望」に関連する英語表現と、より一般的な「望み」などを表す言葉について説明しました。

自分の望み・願望を表現するフレーズはいろいろあります。どの言葉が自分の気持ちやその場の状況に合っているかを見極め、上手に使い分けられるようになりたいですね。

例文を何回も読んで、それぞれの言葉のニュアンスの違いを感じ取ってください。

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。