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英文法

初心者必見!ー”at” “on” “in” の使い分け

“at” “on” “in” は「点」「面」「空間」

 

 

英会話の初心者は前置詞の使い分けで苦労される方が多いです。確かに日本人にとって英語の前置詞は少しやっかいですね。

 

ここでは、特に「使い分けで迷ってしまう」という声が多い、”at” “on” “in”の違いについてまとめてみました。

 

ピラミッドで理解する

“at” “on” “in”の関係はピラミッドで理解すると分かり易いです。

どういうことかというと、抽象的理解をするならば、atは「点」を意味して、onが「面」への接触を意味して、inが「空間」の中を意味しているからです。つまり、先が細くて、下に行くほど大きくなっていくイメージです。

 

さらにこの理解は、「空間」「時間」のどちらにも適用できます。

 

 

“at” “on” “in”を「空間」で理解する

“at”は「点」を表すと言いました。これを空間での位置を示す前置詞として用いた場合を考えてみましょう。

 

I met him at the station yesterday. 私は昨日彼に駅であった。

 

この文で表現している意味は、「彼と昨日どこであったか」ということです。つまり「会った地点」が問題となっているのでatが使われています。

 

There are two pictures on the wall. 壁には二枚の絵が掛かっている。

 

この文で表現されていることは、「二枚の絵」と「壁」という平面が「接触」している状態です。このように面を感じられるものに別のものが触れているとonが使われます。

「物理的大きさ」ではなく「視点の違い」が重要!

ところで「駅」と「壁」を比べると、物理的大きさでいうと「駅」のほうが大きいですね。サイズ的に大きいものが「点」で表されることに違和感をもつ方がいるかと思います。しかし、これはあくまで空間の捉え方の問題です。「どこで会ったか」「駅で会った」は頭の中に広大な地図が描かれていて(たとえ無意識的であっても)、その中の一点として「駅」という場所を指しています。しかし、「壁」に掛かった「絵」は、話題となっている壁という領域しか頭の中になく、そこに絵が掛かっているという状態です。つまり話し手の視点がどこにあるかの問題でatやonやinの使い分けがなされます。これは慣れないと混乱しやすい部分です

 

We talked about this matter in our classroom. 私達はこの問題について教室で話し合った。

 

この場合は「教室の中」がイメージできるので「空間」を意味する”in”が使われています。

日本語と英語の逐語訳をやめる

しかし、日本語にすると「教室で」と訳すことができ、先ほどの”at”の使用例での「駅で」という訳と同じ「で」という日本語の助詞が使われています。特に英会話の初心者は、こうした日本語の助詞と英語の前置詞を1:1対応した逐語訳のセットとして覚えてしまう傾向があります

 

しかし、これは日本語の「で」という助詞の意味する範囲と、英語のatとinの意味する範囲がたまたま重なった偶然にすぎません。ですから、日本語と英語をむやみに=(イコール)の記号で結び付けて認識することは危険なのです。

 

英語の前置詞の理解は、それぞれの前置詞がコアにもっている抽象的な意味」イメージ」で理解するべきです。

 

 

“at” “on” “in”を「時間」で理解する

「点」「面」「空間」のピラミッドで理解できる“at” “on” “in”は時間軸にも適用されます。

 

“at”は数値化できるものに使われる。

I get up at seven o’clock every morning. 私は毎朝7時に起きます。

7時というのは、時間の中である一点を指し示す「点」ですね。時間軸を示すときも、このようにatは「点」で使われます。

 

さらにatはより抽象的な意味で、その他の数値化できる表現でも多様な使われ方をします。

 

Water freezes at zero degrees Celsius. 水は摂氏0度で凍る。

He drove at 50 kilometers per hour. 彼は時速50キロで車を走らせた。

 

など、基本的に”at”は「数値」=「点」という捉え方ですね。

 

“on”は特定の日や時間の上に自分が乗っかっている感じ

I go to church on Sundays. 私は日曜日に教会へいく。

We sang this song on Christmas Eve. 私達はクリスマスイブにこの歌をうたった。

I met him on the morning of February 1. 私は2月1日の午前中に彼に会った。

 

最後の例はof February 1がなければ、前置詞はinが使われてin the morning「午前中に」の意味になります。これは、いついつの「午前中」と具体性がない抽象的な意味で「午前中」という意味です。”in”が使われる理由は、「午前中」は次に示すように「容器」として感じ取れる時間の概念だからです。

“in”は「容器」を感じられるような時間の捉え方をした場合

I graduated from college in 1999. 私は1999年に大学を卒業しました。

There are 28 days in February. 2月は28日ある。

I finished it in a day. 私は1日でそれを終わらせた。

 

一年の中には365日が詰まっています。つまり、~年は「容器」と捉えることが可能なのでinが使われます。月も同じく約30日が入っている「容器」として認識可能なのでinです。それでは一日はどうでしょうか?「年」と「月」の説明では、それらを容器と捉え、「日」をそこにいれるものとして捉えていました。しかし、「日」もさらに細かい単位に分割すれば、1日の中に24時間を入れる「容器」と認識可能ですね。

 

これは、空間の用法でat、on、inの使い分けが「視点の違い」だと説明したのと同じことが起きています。話し手の視点次第で、同じものが何かを構成する小さい単位になったり、逆に大きな入れ物のようになったりします。

 

“at” “on” “in”のまとめ

これまで見てきたように、“at” “on” “in”は「空間」にも「時間」にも使うことができます。しかし、それらには共通したイメージの使い分けがあるのです。

 

この共通したイメージをもつことが、実際に自分が英語を話すときに非常に役立ちます。これから英文を読むときには“at” “on” “in”のコアなイメージを心に描いてください。きっと今までと違った英語の見え方が広がるはずです。

 

by Mogu
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