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執筆担当:阿部 毅
キャサリン後藤

英検2級の完全ガイド:やり直し社会人のための合格のコツと勉強法

はじめに

英検2級は、高卒程度の平均的な英語力があるかどうかを測る重要な試験の一つです。英語のやり直しを始めた社会人が、このレベルに合格するためには計画的な準備が必要です。合格のカギは、試験の構成を理解し、各セクションで求められるスキルに焦点を当てることです。

どの分野でも「モチベーションを維持する方法」と「効率的な学習方法」を見つけることは、成功への近道となります。例えば、将来、英語が使えるように実践的な練習を重ねること、試験合格に焦点を当てて過去問を解くこと、また、英検合格後の将来を見据えて日常生活で英語を使う機会を意識的に増やしていくことが挙げられます。

また、各セクションの対策を計画的に行うことも大切です。リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの各セクションで高得点を取るための具体的な勉強法を身につけることが重要です。

学習スタート前に意識すると良い項目

  • 時間管理:試験勉強のためのスケジュールを作り、定期的に自分の進捗を確認することで、効率的に学習を進めることができます。
  • モチベーション維持:目標を明確にし、小さな目標の達成を重ねていくことで、学習意欲を高めることができます。

英検2級の概要とレベル

英検2級は、高校卒業レベルの英語力を測る試験です。この試験は、日本での英語教育の成果を示す重要な指標の一つとされています。試験は、英語を母国語としない人々が、日常生活や仕事で英語を効果的に使用できるかを評価します。

このレベルでは、基本的なコミュニケーション能力だけでなく、英語を使って情報を整理し、意見を述べる能力も求められます。試験内容は、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4つのセクションで構成されています。

英検2級を目指す受験生は、日常的なトピックからビジネスや学術的な内容まで、幅広い分野に対応できる英語力を身につける必要があります。このレベルをクリアすることは、英語を使ったコミュニケーションに自信を持つための大きな一歩となります。

特に、学生時代から英語が苦手だったという社会人にとっては、苦手克服の第一歩として是非、合格を勝ち取りたい試験です。

英検2級が測る能力とは?

英検2級では、受験生の総合的な英語能力が試されます。具体的には、日常生活や学業、就職活動などで必要とされる英語を使用する能力が測定されます。この試験を通じて、リーディング、リスニング、ライティング、そしてスピーキングの4つのスキルが総合的に評価されます。

リーディングセクションでは、語彙問題と読解問題に分かれ、受験生は様々なトピックに関する文章を読み、内容の理解や情報の分析能力が問われます。リスニングセクションでは、英語の聞き取り能力と、聞いた内容を正確に理解する能力が試されます。

ライティングセクションでは、与えられたトピックに対して、適切な英文を書く能力が求められます。スピーキングセクションでは、実際に英語を話して、コミュニケーション能力を示す必要があります。これらのセクションを通じて、英検2級は受験生の実用的な英語使用能力を測ります。

高校卒業程度の英語力

英検2級が目指すのは、高校卒業時に期待される英語力です。これには、日常会話からビジネスシーンでの基本的なコミュニケーション、さらにはやや専門的な話題について、英語で意見を交換できる能力が含まれます。

高校での英語教育と言っても、ただ単に文法や語彙の習得だけでなく、英語を使って情報を得たり、意見を述べたりするための基礎となり得る重要なものです。英検2級では、これらの学習成果を実践的に評価することを目指しています。

このレベルの合格者は、英語でのコミュニケーションにおいて、自信を持って行動できるようになると期待されています。英検2級の取得は、英語を活用する多くの機会への扉を開くことになります。

英検2級試験の全体像

英検2級試験は、一次試験と二次試験から構成されています。一次試験では、リーディング、リスニング、ライティングの能力が試され、これらをクリアすると、二次試験のスピーキングテストに進むことができます。

一次試験では、語彙問題や文章問題、リスニング問題やライティング問題など、様々な形式の問題が出題されます。これにより、受験生の読解力、聞き取り能力、そして書き表す能力が幅広く評価されます。

二次試験では、実際に試験官と面接を行い、日常的なトピックから自分の意見を求められます。ここでは、受験生の即興での対話能力や、英語を使ったコミュニケーションスキルが重要視されます。

新形式のS-CBT

また、現在では上記の従来からある英検の受験方式以外に、S-CBTというコンピューター画面に向かって試験する形式があります。こちらは試験日程も従来型より多く、しかもスピーキングを含めた4技能を一度に受験できるというメリットもあります。

英検S-CBT公式ウェブサイト

一次試験と二次試験のアプローチの違い

英検2級の一次試験と二次試験は、試験の形式と目的が異なります。一次試験のリーディング、リスニング、ライティングは、学校での英語教育の延長として捉えることができます。筆記試験としてこれらの技能をテストされた経験は多くの人がもっています。つまり、多くの社会人にとって対策が立てやすいのが一次試験です。あえて付け足すならば、ライティングが苦手な人は添削してくれるコーチ的存在を見つける必要があります。

特に対策が必要なのはスピーキング

対照的に、二次試験は、受験者の英語を話す能力、つまりスピーキングスキルを評価するための面接試験です。これは一般的な日本の英語教育ではいまだに抜け落ちている分野であるため、スピーキングに特化した練習が多くの受験生に必要となってきます。常に時間を意識して、自然な会話が成り立つように「しゃべる練習」をするのですが、一人では限界があります。必ず、話し相手になってくれる先生をオンラインなどで見つける必要があります。

効率的な英検2級勉強法

英検2級の勉強法を効率化するには、試験の形式と内容を理解し、目標に合わせて学習計画を立てることが重要です。特に、各セクションの出題傾向を把握し、苦手分野を重点的に学習することが効果的です。

また、実践的な練習を取り入れることで、実社会で使える実用的な英語力を磨きながら試験で求められるスキルを身につけることができます。過去の問題を解くことはもちろん、英語を使用する状況を積極的に作り出し、実際のコミュニケーションやライティングの練習に励むことが大切です。特に、社会人の受験生にとってこの視点は重要となります。

単語・熟語対策

英検2級では、高校卒業レベルの英語力が求められるため、豊富な語彙力が不可欠です。日常生活で頻繁に使用される単語や熟語はもちろん、特定のテーマに関連する専門用語も出題されることがあります。

効率的な学習のためには、出題傾向に基づいた単語リストを作成し、通勤電車などのスキマ時間を利用して定期的な復習を行うことが重要です。また、単語や熟語を文脈の中で理解し、使いこなす練習をすることで、記憶に定着させやすくなります。

おススメの英検2級レベルの単熟語書籍

文の中で自然と単語を覚えたい方には以下の書籍がおススメ

出題傾向と学習アドバイス

英検2級の単語・熟語の出題傾向は、日常的な会話から学術的な文章に至るまで幅広い範囲に及びます。特に、社会的な話題や現代の問題に関連する語彙が頻出するため、新聞やニュース記事を読むことで関連単語を効果的に学ぶことができます。

Japan Timesが運営する時事英語を学べるサイト

アウトプットの練習も忘れずに!

学習アドバイスとしては、単語帳やアプリを利用して効率的に単語を学び、それを自分の言葉で使ってみる練習をすることが有効です。また、英語の文章を書いたり、話したりする中で積極的に新しく覚えた単語を使用することで、自然と語彙力が向上します。

さらに、定期的に復習を行い、学んだ単語が正確に理解できているかを確認することも大切です。単語や熟語を多角的に学習し、様々な文脈で使いこなせるようになることが、英検2級合格への鍵となります。

英検2級のリーディング対策

英検2級のリーディングセクションでは、長文読解能力が求められます。効果的な対策としては、まず、英文の構造を理解し、主張とその根拠を把握する練習から始めることが重要です。これにより、文章の流れを追いやすくなります。

英語はパラグラフ毎に役割が明確なので、全体の構成を意識しながら読む訓練をするといいです。一人で学ぶことが難しい場合は、オンライン等で先生を見つけてください。

次に、速読の技術を鍛えることも有効です。時間制限のある試験では、効率よく情報を把握する能力が求められるため、短時間で要点をつかむ練習を積むことが大切です。

また、多読を通じて、様々なトピックに触れることで、読解スピードと理解力の向上を目指しましょう。実際の試験で遭遇する可能性のある様々なジャンルの文章に慣れ親しむことが、リーディング能力を高める鍵となります。

英検2級のライティング対策

英検2級のライティングセクションでは、与えられたトピックに対して自分の意見を英語で表現する能力が試されます。まず、基本的な文法と構造を正しく使用できるようになることが基礎となります。練習を重ね、文法ミスを減らしましょう。

特に時制や、三単現のsなど基本的なミスは意外と自分では気が付かないことが多いため、誰か添削してくれる人がいることが望ましいです。

加えて、自分の意見を明確に伝えるためには、論理的な文章構成が必要です。イントロダクション(序論)、ボディ(本論)、コンクルージョン(結論)の流れを意識したエッセイの書き方を習得することが重要です。

また、多様な表現を使いこなせるように、類義語や表現のバリエーションを増やす練習も効果的です。実際にエッセイを書く際には、自分の意見を支持するための例や理由を具体的に挙げることで、説得力のある文章を目指しましょう。

特に、日本人全般に見られる特徴は具体例を挙げることが苦手ということです。自分では具体例のつもりでも、こなれた文章の書き手から見ると抽象的すぎて客観的な論理の補強にならないことが多いです。

2024年1回試験より新形式の「要約問題」が追加

対立する意見を含む、比較的短めの英文を読んで、それを45~55語程度で要約する問題が、2024年1回より追加されます。同時期に1級~3級のライティング問題が一斉に改定され、やや難化する傾向が見られます。

英検2級のリスニング対策

英検2級のリスニングセクションでは、日常会話やニュース、アナウンスメントなど、様々なシチュエーションの英語を聞き取る能力が試されます。まず、基本的なリスニング力を高めるためには、英語の音声に日常的に触れることが重要です。英語の音声教材(MP3、CD、ラジオ、ポッドキャストなど)を聞くことから始めましょう。

次に、具体的な試験対策としては、文章問題と同様に過去問を利用して実際の試験形式に慣れることが有効です。特に、問題の指示やキーワードを聞き逃さないように注意を払い、要点を正確に捉える練習を重ねることが大切です。

また、様々なアクセントや発音に慣れることも、リスニングスキル向上の鍵となります。英語圏の異なる国の音声素材を聞くことで、幅広い発音に対応できる耳を養うことができます。

英検2級の二次試験対策

英検2級の二次試験では、実際に試験官との面接を通じて、スピーキング能力が評価されます(S-CBTはコンピューター画面に向かって自分の話す声を録音することで実施)。この試験に向けては、まず、基本的な自己紹介や日常会話がスムーズにできるように練習することが重要です。

さらに、様々なトピックについて自分の意見を英語で述べる練習をすることも必要です。試験では、時事問題や社会的なテーマに関する質問が出されることがあるため、幅広い話題について事前に考えておくと良いでしょう。

最後に、面接試験では、聞かれた質問に対して冷静に答えることが求められます。事前にスピーキングの面接試験を模擬的に実施して、質問を理解し迅速な回答ができるように練習を行いましょう。

二次試験当日は、落ち着いて自分の考えをはっきりと述べることが肝心です。不安や緊張を感じるかもしれませんが、練習を積んで自信を持って臨むことが成功の鍵です。

合格に必要な学習時間

英検2級の合格には、個人の英語力や学習環境によって異なりますが、一定の学習時間が必要です。とりあえず、毎日最低1時間の勉強を3ヶ月以上続けてから受験をしてみましょう。

毎日の学習時間を確保し、長期的な計画を立てることが大切です。また、自分自身の弱点を理解し、その部分を集中的に強化することも合格への近道です。学習の進捗を定期的に確認し、必要に応じて学習計画を調整する柔軟性も求められます。

高校卒業レベルの学習を終えている場合

高校卒業レベルの英語学習を終えている場合、英検2級の合格に必要な基礎知識は既に身についている可能性が高いです。しかし、気を抜かずに英検2級の試験に特化した学習や実践練習を行うことが重要です。

また、リスニングやリーディングのスキル向上のためには、英語のニュースや記事を読んだり、英語の動画や音声を聞いたりすることも推奨されます。これらの学習法を通じて、自然な英語に触れる機会を増やし、英語に対する全般的な理解力を深めることが合格への道です。

英検2級の合格点と問題傾向

全体の得点の約60%以上が合格の目安とされていますが、国際的な基準であるCEFRのA1からC2までの範囲を4000点満点で示したCSEスコアへ換算されるため、以前よりも得点の見方が複雑になりました。そのCSEスコアでの英検2級の合格点は、現在、1520点とされています。正確には一次試験の合格点が1520点、二次試験の合格点が460点です。

問題傾向としては、実用的な英語力を測るための問題が多く出題されます。リーディングでは、日常生活や社会生活に関連する内容の理解が求められる一方で、リスニングでは、実際の会話やアナウンスメントの理解が試されます。

また、ライティングでは、与えられたトピックに対する意見を論理的に展開する能力が、スピーキングでは、自分の意見を明確に伝えるコミュニケーション能力がそれぞれ評価されます。これらの傾向を踏まえた上で、試験対策を進めることが合格への近道となります。

英検2級面接・二次試験の合格のために

英検2級の二次試験は、受験者のコミュニケーション能力を試す面接形式で行われます。合格点は、試験全体でのパフォーマンスに基づいて決定され、一般的には全体の得点の約60%以上を獲得する必要があります。面接試験では、自己紹介や日常生活に関する質問から、個人的な意見を求めるようなやや難しい質問まで様々です。

合格するためには、流暢さもさることながらコミュニケーションを取ろうとする姿勢が重視されます。つまり、完璧な文法やボキャブラリーを持っていなくても、自分の考えを英語で伝える努力が評価されるのです。試験官は、受験者が質問の意図を理解し、それに対してどのように反応するかを見ています。

試験の準備をする際には、さまざまなトピックについて自分の意見を英語で表現する練習をすることが重要です。また、日常的な会話表現や状況に応じた適切な言葉遣いを学ぶことも、面接試験の成功につながります。実際の面接では、リラックスして、自信を持って話すことが大切です。

英検2級合格への最終アドバイス

英検2級合格のための十カ条

日々の努力

過去問を解く

試験形式や傾向を把握する

間違いを徹底的に振り返る

日常生活で英語のニュースや本を読む

アプリを活用する

実際に英語で会話をする

リスニングとスピーキングのスキルを磨く

自身の学習計画をしっかりと立てる

弱点を克服するために焦点を絞る

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