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英単語

英語で、いろいろな「怪しい」を使いこなそう②

日本語の意味をよく考えて適切な英語に!

 

日本語の「怪しい」には、主に以下の4つの意味があります。

・疑わしい、胡散臭い

・不思議な

・おぼつかない

・その他

 

「怪しい」という言葉を英語にしたい場合、まずはその「怪しい」がどのような意味で使われているかを考えなければなりません。

 

前回の「いろいろな「怪しい」を使いこなそう①」では、上の4つの中の「疑わしい、胡散臭い」という意味の「怪しい」について解説しました。

 

今回は、「いろいろな「怪しい」を使いこなそう②」として、「不思議な」の意味の「怪しい」、「おぼつかない」という意味の「怪しい」、そして、その他の意味で使われる「怪しい」について、英語で表現する場合はどのようになるのかを解説していきます。

 

 

「不思議な」の意味の「怪しい」

日本語には、「不思議な」あるいは「変な」といったニュアンスの「怪しい」があります。「strange」や「mysterious」が、これに相当する英語の形容詞です。

 

strange

「不思議」「変な」という意味の「怪しい」を表現したい場合、「strange」が使えます。

 

They froze because they heard strange footsteps coming up the stairs.

(彼らは固まった。なぜなら彼らは階段を上ってくる怪しい足音を聞いたからだ。)

 

Every midnight some strange sound comes from inside the wall.

(毎晩、怪しい音が壁の中から聞こえてきます。)

 

mysterious

「mysterious」は、「神秘的な」というニュアンスを含んだ「怪しい」です。

 

She is a woman with a mysterious appeal.

(彼女は神秘的な魅力を持つ女性です。)

 

This photo book has a mysterious atmosphere.

(この写真集には、神秘的な雰囲気がある。)

 

 

「おぼつかない」という意味の「怪しい」

「おぼつかない」という意味で使う「怪しい」に対応する英単語には、「clumsy」「awkward」「unsteady」「poor」「uncertain」などいろいろあります。使い方などを一つずつ見ていきましょう。

 

clumsy/awkward

日本語で「怪しい手つき」など、ぎこちなく、おぼつかない様子を英語で表現したい場合は、「clumsy」や「awkward」を使うことができます。

 

He peeled a pear with clumsy hands.

(彼は怪しい手つきで梨をむいた。)

 

I am awkward at handling chopsticks.

(私は箸の扱い方が怪しい。)

 

unsteady

「怪しい足取り」という表現を使うこともあると思います。このような時は、「ふらついた」「安定していない」という意味の「unsteady」が使えます。

 

They drank too much. So, they walked with unsteady steps.

(彼らは飲みすぎました。だから怪しい足取りで歩いていた。)

 

George came home with an unsteady gait.

(ジョージは怪しい足取りで帰ってきた。)

 

poor

語学があまり上手でない時に「語学力が怪しい」などと言う場合がありますが、このような時は「poor」を使って表現できます。

 

He is my Arabic interpreter. But his Arabic is very poor.

(彼は私のアラビア語通訳です。しかし、彼のアラビア語はかなり怪しい。)

 

My French is rather poor because I haven’t studied it well.

(私のフランス語はかなり怪しい。なぜならあまり勉強しなかったからです。)

 

uncertain

「uncertain」も、「おぼつかない」というニュアンスの「怪しい」として使えます。

 

The toddler took several uncertain steps.

(そのよちよち歩きの子どもはおぼつかない足取りで歩いた。)

 

その他の「怪しい」

その他にも、日本語の「怪しい」にはさまざまな意味があります。ここでは、「threatening」と「may be」を使った場合の「怪しい」をご紹介しましょう。

 

threatening

空や雲などが荒れる気配を表現したい場合「threatening」という単語が使えます。「threatening sky」は「怪しい空模様」という意味になります。

 

The sky is a threatening. It looks like rain.

(空模様が怪しい。雨が降りそうだ。)

 

The sky is a threatening. I should have brought my umbrella!

(空模様が怪しい。傘を持ってくればよかった。)

 

may be

「〜かもしれない」という意味の「may be」を使って、「怪しい」という雰囲気を含む表現ができます。

 

There may be something going on between George and Nancy.

(ジョージとナンシーの関係は怪しい。)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

「「怪しい」を使いこなそう」というテーマで2回にわたって解説しました。

日本語と英語は一対一対応ではありません。日本語を英語にする場合、あるいは英語を日本語にする場合も、辞書の一番最初に書いてあるものをすぐ使うのではなく、まずはどういう意味やニュアンスなのかを考えて、最も適切な言葉を選ぶようにしましょう。

ゆっくり時間をかけて言葉の意味を考えるのがいいのではないかと思います。

意外な言葉、あるいは、簡単な言葉で自分の言いたいことを表現できることが少なくないですよ。

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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