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英会話上達のヒント

travel / trip / journeyの違いをマスターしよう!

3つの「旅」に関する英語

 

 

「趣味は何ですか」と聞かれて「旅行です」と答える人も少なくないと思います。国内にせよ海外にせよ、非日常を味わえる旅行って、楽しいですよね。

 

「旅」や「旅行」、あるいは「旅行する」を英語にしようとすると「travel」「trip」「journey」などの単語が浮かんでくるのではないかと思います。訳すと確かにどれも「旅」なので、なんとなく同じ感覚で使ってしまいそうになりますが、実はそれぞれの使い方やニュアンスはだいぶ違うんです。

 

今回は旅に関連する3つの言葉、「travel」「trip」「journey」の使い方やニュアンスの違いを、例文とともに紹介しましょう。

travel

「旅行」あるいは「旅行する」を意味する英語の一つ目は「travel」です。日本語でも「トラベル」と言うことは多いですよね。

「travel」には、動詞としての使い方と名詞としての使い方とがあります。

動詞の「travel」

「travel」は動詞で使えば「旅行する」です。「海外旅行をする」は「travel abroad」、「世界一周旅行をする」は「travel around the world」などと表現します。

過去形や過去分詞、現在分詞にした場合、アメリカ英語とイギリス英語でスペルが変わります。イギリス英語では「l」が2つになり、「travelled」「travelling」となります。

 

She often travels abroad.

(彼女はよく海外旅行をする。)

 

I like traveling.

(私は旅行が好きです。)

 

I traveled by train from New York to Los Angeles last year.

(私は昨年、ニューヨークからロサンゼルスまで列車で旅行しました。)

 

「旅行する」は「travel」一語だけでも大丈夫ですが、「go traveling」「go off traveling」という言い方もよく使われます。日本語にするならば「旅行に出かける」といった感じでしょうか。

ちなみに、「go traveling」は普通ですが、「go to travel」とはあまり言わないようです。

 

George has gone traveling.

(ジョージは旅に出た。)

名詞の「travel」

「travel」は「旅行」という意味の名詞としても使われます。主として、仕事や娯楽目的での長距離の旅行を指す場合が多いです。「日本への旅」は「travel to Japan」、「空の旅」は「air travel」、「鉄道の旅」は「rail travel」などと言います。複数形「travels」だと、遠方の各地を訪れる一連の旅行を意味します。

 

Would you talk to me about your travel to Japan?

(日本への旅行について話してくれない?)

 

I am going to visit many places on my travels.

(旅行中に多くの場所を訪れるつもりです。)

 

名詞の前で形容詞的に用いられることも多いです。以下に例を挙げましょう。

 

・travel book:旅行の本

・travel guide:旅行案内書

・travel insurance:旅行保険

・travel bureau:旅行代理店

・travel agency:旅行代理店

・travel alarm:携帯用小型目覚まし時計

・traveĺ sickness:旅行中の乗り物酔い

・travel trailer:旅行用トレーラーハウス、移動住宅.

 

また、「travel」には「旅行記」「紀行」「紀行文」といった意味もあります。

例えば『ガリバー旅行記』の原題は「Gulliver’s Travels」です。

trip

「trip」には名詞としての使い方と動詞としての使い方がありますが、動詞の場合、「旅をする」という意味ではあまり使われません。「つまずく」「間違う」「麻薬でトリップする」などの意味でよく使われます。ですので、ここでは名詞の場合だけを取り上げます。

名詞の「trip」

名詞の「trip」は「旅」「旅行」という意味でよく使われます。距離の短い旅行・出張などから、長期間の海外旅行まで幅広く用いられます。

 

Did you enjoy your trip to Australia?

(オーストラリア旅行は楽しかったですか?)

 

「trip」を使って「旅行する」と言いたい場合、「go on a trip」「take a trip」「have a trip」などのフレーズがよく使われます。

 

He’s going on a business trip.

(彼は出張中です。)

 

I am going to take a trip to Mexico.

(メキシコへ旅行に行く予定です。)

 

Is it right that you are going to have a trip to Africa?

(あなたがアフリカ旅行をしようとしているというのは本当ですか?)

 

一方、「make a trip」という言い方もありますが、これは旅行というよりも所用で近場へ行くことを指す場合が多いです。

 

I made a quick trip to the store for some vegetables.

(野菜を買いにちょっと店まで行ってきました。)

 

旅行に出かける人に「良い旅を」と言いたい場合は「Have a 〜」を使います。この時「Take a〜」や「Make a〜」とは普通はしません。

 

Have a good trip!

(良い旅を!)(いってらっしゃい!)

journey

「journey」は動詞として使われることもありますが、「旅」「旅行」「旅路」「道のり」といった意味の名詞で使われる場合が多いです。今回は名詞の場合のみに絞って解説します。

名詞の「journey」

「journey」は、通例陸上での長距離及び長時間の旅行を指します。「trip」や「travel」が普通は帰ってくることを含んだ「旅」であるのに対し、「journey」は必ずしも帰ってくることを含んでいないのが特徴です。

また、旅行中の過程に重点が置かれており、苦労や困難を伴う旅であることを暗示する場合に使われたりもします。

 

I will start a long journey to Russia.

(ロシアへの長旅に出ます。)

 

They are going to make a train journey through Europe.

(彼らはヨーロッパを鉄道で旅する予定です。)

 

主にイギリス英語で「Bye! Safe journey!」という表現があります。日本語にするならば「行ってらっしゃい、ご無事で!」といった感じです。

 

「journey’s end」は「旅路の果て」という意味ですが、比喩的に「人生の終焉」といった意味で使われることもありますよ。

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は「旅」を意味する3つの言葉、「travel」「trip」「journey」のニュアンスや使い方の違いを紹介しました。

 

ぜひ、状況に応じて使い分けてみてくださいね!

 

今回取り上げた以外にも「旅」を表す英語表現はありますが、それはまた次回以降に!

 

byあいんちゅ
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ライターあいんちゅのプロフィール
語学、海外トラベル系の雑誌やムックの企画と編集そして執筆を長年しています。元大学教員。書くことが好きで常に何か考えて、書いていないと落ち着かない性分です。還暦過ぎてからの留学を実現するために日々英語勉強中。

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